丸和商事株式会社再生手続開始申立てに対する声明

2011/04/09

本日、静岡県掛川市に本社を置き「ニコニコクレジット」や「アイリス」の名称で消費者金融業を営む「丸和商事株式会社」(以下、「丸和商事」という)が、東京地方裁判所に対し再生手続開始を申し立てた。

丸和商事は、昭和31年に事業者向けの金融業を始めており、昭和52年以降は消費者金融の分野にも進出し、昨今では中堅の消費者金融業者として、中部地方を中心に広い地域に顧客を抱えている。  報道によれば、丸和商事の2010年3月末の融資残高は約287億8000万円、顧客数は約9万2800名とのことであり、県内の顧客数も2〜3万人程度に上ることが予測される。

丸和商事は顧客との間で、利息制限法所定利率を超過する契約を締結してきた。このため、利息制限法に基づく引き直し計算の結果、多くの顧客はいわゆる「過払い」の状態になることが予測されるし、現に丸和商事に対し、過払い金の返還を求める交渉や訴訟の進行中であったり、和解や判決に基づき返還を待っている状態であったりする顧客も少なくない。  平成19年に、同じく県内に本社を置く消費者金融業者である株式会社クレディアが再生手続開始の申し立てをした際には、当会が設置した緊急相談窓口に対し最初の1週間で1000件を超す相談が寄せられており、今回も多くの顧客に混乱を来すことが予測されている。

そこで、長年にわたり多重債務被害救済活動に取り組んできた当会では、本日「ニコニコクレジット対策本部」を設置し、正確な情報の収集・提供と断続的な相談窓口の設置を決定した。  丸和商事の顧客がさらなる多重債務被害に陥ったり、混乱したりすることがないよう、総力を挙げて対応することをここに声明する。

平成23年4月9日
静岡県司法書士会 会長 早 川 清 人