- Greeting
- 静岡県司法書士会からのごあいさつ

静岡県司法書士会会長 白井聖記
司法書士は、不動産登記、商業・法人登記、供託、裁判所提出書類作成業務、簡裁訴訟代理等関係業務など市民の皆さまの権利を擁護することを業とする専門家です。具体的には相続が発生した時の相続登記、土地を購入した時の所有権移転登記、会社をはじめる時の設立登記、認知症になり判断能力が低下した高齢者に代わって法律行為を行うための後見開始等申立書の作成などがあげられます。社会経済活動において取引の円滑化に法的に寄与すること、紛争を防止すること、紛争が起こってしまった場合に解決に資することが私たちの社会的な役割ということです。
ところで、司法書士制度は、明治5年、わが国の最初の裁判所構成法である司法職務定制により司法書士の前身である代書人制度からはじまっています。令和4年8月3日をもって司法書士制度は150年目を迎えました。司法書士制度が150年続いてきたのは、明治・大正・昭和・令和のそれぞれの時代において、市民の皆様に様々な場面でご活用いただいてきたからと感謝しています。
私たちの活動範囲は、成年後見制度の普及促進、財産管理制度の活用、多重債務問題への対応、災害時相談活動、経済的困窮者支援、ADR(裁判外紛争解決手続)の普及促進、空き家・所有者不明土地問題への対応など、大きく広がりを見せています。
静岡県司法書士会は災害時における司法書士相談業務の支援に関する協定を県内すべての市町と締結するに至りました。これは、平常時のみならず、災害発生時においてできる限りの相談活動を市民の皆様にご提供することは、権利を擁護する専門家の使命であると考えているからです。
また、市民の皆さまが抱える法的な問題やその手続について相談したいという声にお応えするために、県内6か所に司法書士総合相談センターしずおかを設置しています。このセンターには相続・遺言、不動産登記・商業法人登記、多重債務事件、消費者問題、一般民事事件、成年後見・家事事件といった相談が年間約4000件寄せられており、多くの皆様にご利用いただいております。
さらに、次の時代を見据えて、IT化への対応を推進しており、業務の効率化を図り、業務自体についてもデジタル化を見据えて抜本的な見直しをしております。
私たちは、市民の皆様にもっと司法制度を様々な場面でご活用いただいくことを願っています。そのために関係機関との連携を図り、積極的に社会参画を重ねています。
静岡県司法書士会は、8支部、約500名の会員で構成しており、会員は県内にあまねく存在しています。貴方に寄り添う法律家として市民の皆さまの期待に応え、社会的役割を果たせるよう研鑽を重ねてまいりますので、どうぞお気軽にご相談いただければ幸いです。

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- 概要
所在地 |
静岡県静岡市駿河区稲川一丁目1番1号 最寄駅:静岡駅南口より徒歩5分 ※ 車場が満車の場合は、近隣の有料駐車場をご利用ください。 |
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電話番号 | 054-289-3700 |
FAX番号 | 054-289-3702 |
目的 | 静岡県司法書士会(以下「本会」という。)は、司法書士の使命及び職責に鑑み、その品位を保持し、司法書士業務の改善進歩を図るため、会員の指導及 び連絡に関する事務を行うことを目的とする。 |
事業 |
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